金融系開発センター
- ニアショア開発事例 -

お客様とお互いの得意分野を活かした
効率的な分散開発を実現しました。

お互いの得意分野で連携しあいながら、知恵や閃きを活用してお客様とともに新しい価値を「共創」していきます。

弊社のニアショア開発(※1)は、「お客様の外部IT部門」の役割を意識した提案型の分散開発スタイルです。

通常のニアショア開発と弊社のニアショア開発

実施例

  • 検証作業の50%をオフショア開発(※2)へ、ニアショア開発の80%をシニア・シルバーで対応することを提案、これにより、トータルコストを、およそ30%削減することができました。また、弊社からオフショア開発を再委託するため、お客様がオフショア開発リスクを懸念することはありませんでした。
  • 検証作業自動化の推進を提案、これにより、検証作業のトータルコストを、さらに34%削減することができました。
    いずれの提案も、お客様のIT投資費用の大幅な削減へと繋がりました。

開発サイクルでも双方の得意分野を整理・仕分けし、効率的な分散開発スキームを実現しました。

今回の事例は、短期的な開発プロジェクトではなく、当社設立当初から現在まで継続している保守開発プロジェクトでのニアショア開発事例です。この開発サイクルの中でも、お客様と双方の得意分野を仕分け、整理し、より効率的な分散開発スキームを実現することができました。

効率的な分散開発スキーム

成功のポイント

  • 仕様書とともに業務的なテストシナリオをお客様に作成いただくことで、設計者と開発者との仕様に関する認識齟齬を限りなく削減することができました。
  • 複数の階層(担当者層、中間マネージャー層、経営者層等)のコミュニケーション態勢を確立、必要に応じてTV会議を利用しながら、円滑なコミュニケーションを実現しています。
  • 規約の整備や各種自動化ツールを導入したことで、短納期で高品質の開発が可能になりました。

多様化するお客様のニーズにも対応しています。

現在、本プロジェクトは3種類のパッケージをそれぞれの特性を活かした複数言語( C, VB, Java )複数データベース(Empress、Oracle、Access)複数OS(LINUX、Windows)で開発しています。

複数言語( C, VB, Java )複数データベース(Empress、Oracle、Access)複数OS(LINUX、Windows)で開発

成功のポイント

  • 社内でITスキルアップ講習会を定期的に開催し、技術者の入替えによる品質の劣化を抑制するとともに、プロジェクト全体のスキルアップを実現しています。
  • 独自フレームワークや標準化された部品・コンポーネントを最大限に再利用することで、生産性と品質を上げつつ、安定したコストで多様化するニーズに応えています。

変動する開発規模に対して、一定の品質を維持しながら、無駄のない開発リソースで柔軟に対応しています。
(2014年度開発実績:平均20人月/月  仕事量は、下限18人月~上限25人月で推移)

要員数と仕事量の推移

成功のポイント

  • オフショア開発、ニアショア開発でのパートナー企業様と定期的に情報交換会を開催することで絆を深めるとともに、お互いの情報を交換しあいながら、都度、ベストミックスな開発体制を見直しています。それにより、お客様へは常に安定した技術力を供給しています。
  • チーム単位での定量的かつ定性的な進捗管理と、お客様への報告を徹底することで、突発的に発生する調査や、一時的に増加する開発などにも柔軟に対応することができました。

注釈

※1)ニアショア開発:システム開発のコストを削減するために、首都圏より低コストな地方都市の開発力を活用し、同じ文化と言語で開発を行うことを「ニアショア(near shore)開発」と言います。今回の事例は、東京<ー>長野間でのニアショア開発事例です。

※2)オフショア開発:システム開発のコストを削減するために、日本より人件費や事業コストの安い海外の開発力を活用し、開発を行うことを「オフショア(off shore)開発」と言います。

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